せっかく光回線を引いたのに速度制限が有るって本当?
このような話を聞いたり、ネットで見かけたりした事が有る方は多いかもしれません。
光回線は無制限だと聞いたから、契約しようとしているのに制限がかかると嫌ですよね。
スマホで動画を見すぎるとパケット量が速度制限がかかってしまうから嫌だ!今月のデータ容量を使い果たした・・・というのが悩みの方もいますよね。
だからこそ自宅に固定回線を考えたのに速度制限って・・・という風に感じてしまいます。
でも、実際に光回線で速度制限ってどのような利用の仕方をしているとなってしまうのでしょうか?
結論から書いてしまうと基本的に普通の使い方をしている限り、速度制限などにはかかりません。これはフレッツ光、auひかり、NURO光など全て同様です。
なので心配せずに光回線を契約しても大丈夫です!
とは言っても光回線の速度制限について気になる方も多いと思うので、このページでは詳しく書いてみようと思います。
目次
光回線の速度制限について
光回線にも速度制限は存在します。厳密に言うと光回線自体に速度制限が存在するのではなくプロバイダ側が制限を行っています。
1人の利用者がネットワークを専有してしまわないために行っている措置です。
速度制限を行っているというのは基本的に上りの場合ですね。
よくインターネットの利用で上りや下りと言いますが、下りには速度制限はありません。
まずは簡単に上りと下りについて解説してみます。
インターネット利用の上りとは?
上りとは、動画などデータをネット上にUPしたりする行為を主に指します。
メールなどを送る行為も上りになります。メールに画像や動画を添付して送るとデータが大きくなりがちですね。動画配信などもこれに該当します。
またYouTubeの動画を公開している方は、YouTubeに動画を送る(アップロードする)際にも大量のデータ容量を使用しています。
データを送信する行為が上りになりますね。アップロードとも言います。
このような利用方法を一般的にインターネットの上りと呼んでいます。
インターネット利用の下りとは?
下りは、ホームページを見たりYouTubeなどの動画を見たりと主に閲覧する行為を指します。アプリを取ったり更新したりするのもこれです。
データを受信する行為全般を下りと呼んでいます。ダウンロードとも言いますね。
大半のインターネット利用は圧倒的に、下りであって重要視されるのも下りです。(あくまで家庭での利用の場合)
だからこそ各社ともに下り1Gbpsみたいな感じで、アピールしている訳です。
速度制限がかかるのは上りデータ通信に対して
ここまでで上り下りについては理解して頂けたかと思うのですが、速度制限はどちらにかかるのか?
ずばり上りに対してかかります。
例えば、自宅の光回線を利用するスタイルとして、Wi-Fiルーターを利用してスマホやタブレットで動画を見たりゲームをしたりする。
料理のレシピなどを見る、インターネットで買い物をする。
このような使い方がメインであれば速度制限とは無縁です!全く関係がありません。
では制限はどのような場合にかかるのか、上りのデータ通信に対してかかります。いわゆる帯域制限というものです。
データを大量に送信している個人の回線だけ帯域を制限してしまうという事です。帯域制限されると、使い物にならないほど速度が落ちます。結果同じような行為が取りにくくなります。
つまり、ネット上に大量のデータを送信するような行為を行ってしまうと速度制限の対象となります。
P2Pなどを利用している方は速度制限に引っかかってしまう可能性が高いです。でも、一般的にP2Pなどはあまり利用しません。
P2Pとはファイル共有システム(ファイル共有ソフトを利用)で、利用者と利用者が直接データを相互に送り合うシステムで、直接PCとPCでデータを送ることができます。
そのため違法なデータや画像、動画送ったりとてつもないデータ容量を送る人がいるのです。ウィルスなどを送る悪い人もいますね。
これでは回線を圧迫してしまうという事で、P2P自体が使えなくなっている光回線(プロバイダ)もあります。
それに速度制限がかかってしまう原因となるので、このようなデータのやり取り方法はやめましょう!
というわけで、通常のインターネット利用では全く速度制限には関係ないという事がわかったと思います。
どのくらいの容量で速度制限がかかる?
P2Pを使わないにしても、比較的データをよく送信している。
このような方は速度制限が怖くなるかもしれません。
では、どの程度の容量のデータを送信すると速度制限がかかるのでしょうか?
多くのプロバイダでは1日30GB以上のデータを送信すると帯域制限をかけられてしまいます。
しかし、1日30GB以上というのは凄まじい量です。
ここまでのデータ送信量を1日に送るのは尋常ではありません。
例えばですが30GB以上というと、1枚4.7GBのDVDを7枚以上も送信するような行為なので、なかなか普通はやらないです。
画像で考えたとしても、5MB程度の大きな容量の写真を6000枚以上です。
なかなか1日でこんなデータを送信することはありません。
とはいっても、最近では動画を取ってラインなどで送り合ったりインスタにアップロードしたりもしますので、あまりにもやりすぎるともしかしてという可能性もあります。(あくまで可能性ですが)
またプロバイダによって、この帯域制限の目安は違うので、1日に10GBで制限がかかるプロバイダもありますし、P2P自体を禁止しているプロバイダもあります。
常識を守ってインターネット利用をしていれば基本的に通信制限にはかかりません!
一日中光回線を利用して動画を見たいから心配などと考える方もいるかもしれませんが、その程度では全く問題なく制限などはかかりません。
速度制限にかかっていないのに速度が遅い場合
速度制限がかかってしまうほど上り通信を利用していないのに、なぜか光開演の速度が遅いという方もいるかと思います。
これは速度制限がかかってしなくとも、プロバイダ側の問題が原因であったり、利用しているPCのスペック不足という可能性もあります。
一概に光回線が悪いとは言えません。
速度制限にかかっているかどうかは、フレッツ光の契約者であれば以下のサイトにアクセスいてみてください。
*NTT東日本→サービス情報サイト
*NTT西日本→フレッツ速度測定サイト
もしアクセスして回線の速度出ているのに回線速度が遅いようでしたら、プロバイダから速度制限を行われているかもしれません。
しかし、プロバイダによっては夜間に速度制限を一律で行っている場合(データの送信しすぎに関係なく)もあるので、はっきりと原因がわからない場合もあります。
まとめ
このページでは光回線の速度制限について詳しく解説してみました。
光回線事業者自体が制限を行っているのではなく、インターネット接続業者であるプロバイダが帯域制限を行っているという事が分かって頂けたかと思います。
残念ながら上りのデータ送信に対して何の制限もないプロバイダはほとんど無いはずです。明確に1日何ギガまでと表示していなくとも、P2P利用を禁止していたり制限があるのが現状です。
でも管理人は、上りなどは普段あまり使わないのでインターネットを思いっきり楽しむなら光回線一択だと断言できます!
通常のインターネット利用の約9割程度は下り(ダウンロード)での利用なのですから。
通常のインターネット利用については光制限にはほぼ制限はなく、スマホなどの契約のようにすぐにパケット容量を使い果たしてしまうような事はありません。
スマホの契約で光回線と同等に使おうと思うと、まず無理ですしかなり大量のパケットパックを契約しないといけません、その場合の費用は光回線の月額料金を超えてしまいますね。
つまり光回線を契約するのに、速度制限の事についてはあまり心配する必要はありません!
でも、なるべくなら混雑しない回線とプロバイダを選択したいですね。